内視鏡、前立腺生検査もでき、ほとんどの泌尿器科疾患に対応しております。地域に密着した医療を行い、往診や在宅での看取りも行っております。
宮井クリニック(泌尿器科 / 一般外科)
院長 / 宮井 将博
内視鏡、前立腺生検査もでき、ほとんどの泌尿器科疾患に対応しております。地域に密着した医療を行い、往診や在宅での看取りも行っております。
先生にお話を伺いました。
– 医師になろうと思ったきっかけを教えてください。
とにかく、家が貧乏だったんです(笑)。だから医師になって金持ちになろうって考えたのではないんです。県外の大学に行ける程の余裕がうちにはなかった。理系教科が得意だったのですが、和歌山で理系の大学は県立和歌山医大しかなかった。公立ですし学費も安かったんで目指しました。なんか動機が不純かな~(笑)。あと母親は、医大へ入退院を繰り返していたので、和歌山医大には親近感があったのかもしれません。
– どうして泌尿器科の先生になられたのですか?
大学で野球していたのですが、泌尿器科の教授が元野球部で面倒見がいい方だったんですよ。その縁でなりました。今は泌尿器科を選んでよかったと思っていますが、その頃は、実は泌尿器科に確固たる志しは、なかったです。
– 有田に開院した理由は?
まず有田出身ですし、有田市立病院いたときに、親父を終末期在宅治療で看取ったんです。その時思いました。終末期の在宅医療は患者の身体の負担を減らせるし、心の平安がある。家族の移動などの負担も減らせるし素晴らしいと思いました。それを故郷、有田の地でやりたいと強く思ったんですね。治療できる時は、もちろん入院を勧めますが、末期は身近な人々となるべく接する方がいいと思います。
まだ私が若い頃大学病院で働いていた時に、骨肉腫が腎臓に転移して末期の患者さんがいました。まだ28歳の男性で、奥さんと子供がいて、ずっと集中治療室だと家族と会うのもままならいない。自分なら家族と一緒にいたいと思いました。病院に頼んで、私ができる限り付いてるからと一般病棟に出してもらったんです。約1か月病院で寝泊まりして、ご家族といっしょに彼を看取りました。もちろん助けられなかった悔しさもありましたが、その時から終末医療を意識していたのかもしれません。病気によっては、在宅では治療できないこともあります。集中治療室より一般病室、病室より在宅。終末期の生き方を、患者さんと家族とこれからも考えていきたいと思っています。
– 泌尿器科の終末治療とは
前立腺がんは、最後は痛みや出血もなく穏やかですから、在宅には最適なんですね。その他のがんは、吐血や痛みなどが最後まであり、在宅には向かないことが多くあります。どちらにせよ、人の最期に向き合って、寄り添っていきたいと思います。
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