MIYAI CLINIC

宮井クリニック(泌尿器科 / 一般外科)

泌尿器科とは副腎、尿路臓器(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、男性性器(前立腺・陰茎・精巣)などの疾患を診察いたします。

造影剤の注射を行い、腎臓、尿管、膀胱などの病変や形態、機能を調べる泌尿器造影検査を行うことができます。

超音波検査やレントゲン検査では見つけることができない、非常に小さい病変でも見つけることができます。

軽度の外傷、魚の目、オデキ(皮膚の縫合)などの疾患を診察いたします。

MASAHIRO MIYAI

院長 / 宮井 将博

内視鏡、前立腺生検査もでき、ほとんどの泌尿器科疾患に対応しております。地域に密着した医療を行い、往診や在宅での看取りも行っております。

宮井先生インタビュー

先生にお話を伺いました。

– 医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

とにかく、家が貧乏だったんです(笑)。だから医師になって金持ちになろうって考えたのではないんです。県外の大学に行ける程の余裕がうちにはなかった。理系教科が得意だったのですが、和歌山で理系の大学は県立和歌山医大しかなかった。公立ですし学費も安かったんで目指しました。なんか動機が不純かな~(笑)。あと母親は、医大へ入退院を繰り返していたので、和歌山医大には親近感があったのかもしれません。

– どうして泌尿器科の先生になられたのですか?

大学で野球していたのですが、泌尿器科の教授が元野球部で面倒見がいい方だったんですよ。その縁でなりました。今は泌尿器科を選んでよかったと思っていますが、その頃は、実は泌尿器科に確固たる志しは、なかったです。

– 有田に開院した理由は?

まず有田出身ですし、有田市立病院いたときに、親父を終末期在宅治療で看取ったんです。その時思いました。終末期の在宅医療は患者の身体の負担を減らせるし、心の平安がある。家族の移動などの負担も減らせるし素晴らしいと思いました。それを故郷、有田の地でやりたいと強く思ったんですね。治療できる時は、もちろん入院を勧めますが、末期は身近な人々となるべく接する方がいいと思います。

まだ私が若い頃大学病院で働いていた時に、骨肉腫が腎臓に転移して末期の患者さんがいました。まだ28歳の男性で、奥さんと子供がいて、ずっと集中治療室だと家族と会うのもままならいない。自分なら家族と一緒にいたいと思いました。病院に頼んで、私ができる限り付いてるからと一般病棟に出してもらったんです。約1か月病院で寝泊まりして、ご家族といっしょに彼を看取りました。もちろん助けられなかった悔しさもありましたが、その時から終末医療を意識していたのかもしれません。病気によっては、在宅では治療できないこともあります。集中治療室より一般病室、病室より在宅。終末期の生き方を、患者さんと家族とこれからも考えていきたいと思っています。

– 泌尿器科の終末治療とは

前立腺がんは、最後は痛みや出血もなく穏やかですから、在宅には最適なんですね。その他のがんは、吐血や痛みなどが最後まであり、在宅には向かないことが多くあります。どちらにせよ、人の最期に向き合って、寄り添っていきたいと思います。

診療時間

午前 9:00 - 12:00
午後 4:00 - 6:30
休診 木・土の午後、日・祝
【往診ご希望の方はお申し出ください】

所在地

〒649-0433 和歌山県有田市宮原町須谷533-1
TEL.0737-22-3333